百田尚樹「永遠の0」

「この本は泣ける」というツイッターからの情報源で、 それならばとさっそく本屋へ、なるほど確かに「涙腺崩壊!」とかいうPOPがあります。 それよりもびっくりしたのがこの作者の百田さん。 むかしテレビ朝日でやっていた上岡竜太郎とノックが司会の「ラブ・アタック」の常連で (僕の高校の同級生も出ましたが、関西の大学生がよく出場していました。) その当時この百田さんはみじめアタッカーとしてで結構有名人でした。 その後放送作家になってテレビ朝日の「探偵ナイトスクープ」などの 仕事をしていることは知っていました。 確か百田さんの息子さんも「探偵ナイトスクープ」に依頼者で出演したことがあります。   そんな百田さんの作家デビュー作がこの「永遠の0」なんです。 その後も映画化された「ボックス!」や他にもヒット作を出してるそうで存じ上げませんでした。   百田さんのことばかりになってしまいましたが、 この小説は「生きて妻のもとへ帰る」と生への執着を口にし、 仲間から「臆病者」とさげすまれながらも超一流の腕をもったゼロ戦パイロットの話。 そんな彼がなぜ最後には特攻隊に志願し、散っていったのか、 孫である姉と弟が当時の戦友を訪ね歩いて調べていくという内容。 戦友たちから語られる理不尽な戦時中の話、過酷な軍隊の話、稚拙な軍部の作戦 ほとんどいろんなドキュメントや本で知られていることですが、あらためて憤りと虚しさを感じます。   そして、最後は泣けるか、というと僕はそこまではいきませんでした。 ちょっと出来すぎた内容と期待のしすぎでしたね。