注染てぬぐいの仕事

最近、作らせていただく手ぬぐいは細かい部分が再現出来、コストも安い顔料プリントがすっかり多くなりました。

それはそれで悪いことではありませんが昔ながらの注染の仕事が減っていくのは寂しい気がします。

 

それでも時々、注染にこだわるお客様もあります。

 

ちょうど今、作らせていただいてる注染てぬぐいは白生地に柔らかいタッチの線で紋様を染め上げるデザイン

色は紺とピンクの二色展開です。

あまり細い線だと染料が浸透しないので少し太く修正をさせていただきました。

型が出来上がり見本染めをしたところ紺はしっかり染料が浸透し綺麗に出来上がりましたがピンクはしっかり浸透せず水洗いで所々色が落ち、かすれてしまいました。

ピンクだけみれば線の細さを考えると良く出来ていると思えるのですが紺と並べてみるとやっぱり見劣りします。

可愛いピンクを諦め浸透の良い黄色や緑系にすれば綺麗に柄を出すことが出来ますと伝えたのですがそれでは不満の様子

それじゃと、ピンクの無地染をしてピンク地に図柄を白く抜染してみると思ったよりも綺麗に出来上がりました。

但し、価格は100円以上高くなります。

お客様に染見本を見ていただいたところ出来具合に大満足いただき価格のアップも了解いただきました。

ただ、ちょっと自分も気になっていたこと・・・

今度はピンク地のものに比べて白地に紺が見劣りしているんです。

 

紺の方も価格が高くなっても良いので無地染して抜染をして欲しいとのご希望です。

濃い紺では綺麗に色を抜くことが出来ないので綺麗な青地にすることになりました。

 

コストが最優先の仕事が多くなっていく中でコストよりも満足できるものを作ることを優先された今回のお客様の判断

ものづくりの理想です!

 

写真は諸事情により掲載できません。

About the author: WILLBE

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